top of page

高野豆腐粉と野菜の煮物

①府県名:兵庫県

②調査地域:小野市、多可町(北播磨地域)

③作る季節や行事:年中

④ハレやケの分類:ケ

⑤簡単な料理の説明:

 高野豆腐粉は高野豆腐(凍り豆腐)の製造過程で出る粉末のこと。「折れ豆腐」、「とふ粉」とも呼ばれている。小さく切った野菜(ニンジン、ゴボウ、シイタケ、こんにゃくなど)、鶏肉、油揚などを油で炒めた後、だし汁で煮て、砂糖、醤油、みりんで味付けし、最後に高野豆腐粉を入れてなじませた料理である。北播磨地域北部の多可町では、天然の冷涼な気候を利用して高野豆腐の製造が行われていたため、この地域ではこの料理が日常的によく作られた。おからとは違ってなめらかで上品な味わいである。高野豆腐のように戻す手間もなく、製品にならないいわばクズを利用した見事なアップサイクル料理である。現在では粉末の便利さを生かして、「高野豆腐粉」が製品として道の駅やスーパーなどで売られている。

⑥「伝え継ぐ日本の家庭料理」の掲載ページ:「⑧肉・豆腐・麩のおかず」p100

image.png
image.png

一般社団法人 日本調理科学会 近畿支部

支部事務局(支部長:村上 恵)memuraka★dwc.doshisha.ac.jp

※「★」記号を「@」に置き換えて下さい。
 

© 2025 日本調理科学会近畿支部
bottom of page